金色茶屋 – 2012

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日常のなかにおける非日常体験をテーマに作品を制作している。それは、私の作品における非日常体験を通して、普段の生活の素晴らしさや美しさを再発見する事が出来ると考えているからである。 観客は作品を見た後、必ず日常生活へと戻って行く。日常生活の中で非日常体験を思い起こすことは、その体験をした者にしか分らない新たな日常への気付きに繋がるはずだ。 つまり今までの日常と見方や視点を変える事によって、どんなに些細な物事に対しても新たな取り組みが出来るということである。もちろん、それは観客それぞれによって様々な展開をするだろう。日常から非日常へ、そして新たな日常へ。私の表現は、観客をその過程に導く装置なのである。 実際の作品では、部屋の中に金色に塗装された様々なものを壁や天井などに隙間無く並べていく。そうすることで、外観からでは想像のつかない荘厳なゴシック調の空間を内部につくり上げていく。内側の空間全てを作品として扱うことで、内と外、日常と非日常の境目強くを際立たせることができる。展示中は実際に茶会を開き、より日常と非日常の境目を体感してもらうよう試みた。

 

越後妻有アートトリエンナーレ

新潟県十日町市田麦地区

インスタレーション



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山口・UBEビエンナーレ2018〈UBEラビリンス〉
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